運動器漢方 教育プラットフォーム

解説記事 ― 動画を読み物で定着させる

各動画に対応した読み物です。図で要点を掴み、証・方剤の考え方を再現できる形で持ち帰れます。動画→記事→症例トレーニングの順で回すと定着します。

原理編

第1回 ・ 約5分
なぜ同じ病気なのに、患者で効く薬が違うのか ― 「証」という見方

同じ腰部脊柱管狭窄症でも、効く患者と効かない患者がいる。その「個体差」を偶然で片づけず、再現できる形でとらえ直すのが漢方の「証」です。

第2回 ・ 約5分
気・血・水 ― 整形外科医が毎日見ている「水」の話

膝から抜く関節液も、夕方のむくみも、めまいも。出どころは違っても、漢方は同じ「水滞」として一つの物差しで捉えます。毎日診ている現象を、別の枠組みで読み直す回です。

第3回 ・ 約5分
冬に悪化するしびれ ― 虚実と寒熱で方向を決める

「冷えると痛い、温めると楽」。冬の外来で毎日聞くこの一言が、漢方では処方の方向を決めます。寒熱と虚実 ― 2本の物差しで患者を置く回です。

第4回 ・ 約5分
甘草と附子 ― 漢方を「西洋薬のように」使う前に

「漢方は自然だから副作用がない」——これは誤解です。効くからと漫然と続ける西洋薬の感覚は、漢方には当てはまりません。証で使い、用量を守り、総量を管理する。安全に使うための回です。

第5回 ・ 約5分
冷えて、夜起きて、足がしびれる ― バラバラの症状が一つになる

下肢しびれは整形、夜間頻尿は泌尿器、冷えは「年齢のせい」。3つの科に分かれた訴えが、実は一つの証で読める。原理編の総まとめとして「腎虚」に収束させる回です。

実践編

第1回 ・ 約6分
腰痛 ― 「同じ腰痛」を証で解く

同じ日の外来に、腰痛症が4人。全員同じ対応でいいのか? 主訴は入口にすぎません。その先の証で、4つの方剤に分かれていく実践の回です。

第2回 ・ 約6分
下肢しびれ・坐骨神経痛 ― しびれの証を見分ける

しびれは一通りではありません。年齢、冷えの分布、随伴する症状で証が変わる。「高齢の腎虚」か「末梢の血虚」か ― ここを取り違えないのが要点です。

第3回 ・ 約6分
膝・関節の痛み ― 温めるか、冷ますか

「変形性膝関節症」で一括りにしても、同じ鎮痛薬でうまくいかない人がいる。膝の痛みは、証で4通りに分かれます。まず問うのは「温めるか、冷ますか」です。

第4回 ・ 約5分
こむら返り・筋のつり ― 頓用の切り札と、その先

芍薬甘草湯は速くてよく効く、頓用の切り札。でも「毎晩つる人」に毎日飲ませていいのか? 頓用(対症)と体質(証)の二段構えで考える回です。

第5回 ・ 約6分
四肢のむくみ・関節の水 ― 「水」をさばく

むくみ、膝の水、打撲後の腫れ。「水」に関わる訴えは毎日見ています。同じ水でも、口渇と尿量減なら五苓散、色白で水太りなら防已黄耆湯、打撲後なら治打撲一方。証で振り分ける実践の最終回です。